レースのクラス分け

ランクのクラス分け レースに勝つことで得られる賞金の総額、これと年齢によってクラスが変わります。
デビュー戦から勝つごとにステップアップしていくわけですね。
そして1600万円以下までを条件戦といい、これを卒業した馬が、G1などを含むオープンクラスで戦うのです。
ちなみにオープン戦というのは、基本的にには未出走・未勝利の馬以外なら賞金の獲得額に関係なく出走できるという意味があるそうですが、実質は、賞金獲得額1601万円以上クラス(上半期4歳以上・下半期3歳以上で収得賞金1601万円以上)のことを指すようです。

2月のフェブラリーSから12月の有馬記念まで年間24回ある、G1レース。
その中でも3冠レースと呼ばれる皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞に、牝馬が競う桜花賞・優駿牝馬(オークス)を加えた5レースを「クラシックレース」といい、3歳馬による最高峰の戦いとなります。

桜花賞・優駿牝馬(オークス)・秋華賞を、「牝馬三冠」といい、達成した馬はメジロラモーヌとスティルインラブの2頭だけ。
1996年に3歳牝馬の競争として秋華賞を設けられるまでは、エリザベス女王杯が牝馬三冠だったのですが、メジロラモーヌがとったのはその頃です。


<収得賞金によるクラス分け>
新馬戦 一度もレースを走ったことがない馬が出るレース。
未勝利 新馬戦で勝てなかった馬がでる
500万円以下 収得賞金が500万円以下の馬がでる
1000万円以下 収得賞金が500万円以上1000万円以下の馬がでる
1600万円以下 収得賞金が1000万円以上1600万円以下の馬がでる
オープンクラス 収得賞金が1600万円を超える馬がでる


<収得賞金の算出方法>
新馬戦 400万円
未勝利戦 400万円
500万円以下 500万円
1000万円以下 600万円
1600万円以下 900万円
オープン 本賞金の半額

1着本賞金
1200万円以上のとき 本賞金の半額
400万円以上1200万円未満のとき 一律に400万円
400万円未満のとき そのままの額
2着本賞金
480万円以上のとき 本賞金の半額
160万円以上480万円未満のとき 一律に160万円
160万円未満のとき そのままの額

条件別

・限定戦… 年齢・性別・内国産馬であることなど、出走馬を限定するレース。
・斤量… 負担重量のこと。競走馬の年齢、および性別で負担重量を決める。
馬の性別や年齢のみで負担重量が決まる競争のことを「定量戦」(ただし、馬齢重量表に従って決定されるのは「馬齢戦」という)、
その基準重量にその馬の獲得した賞金の額、過去に勝利した競争のグレードなどによって重量が加算されるのを「別定戦」という。
・ハンデ戦… 出走馬の実績などを考慮して、各馬の負担重量を調整する。
強い馬は重い負担を背負わなければいけないレースってことですね。

コース

・芝… 傷みやすく、馬場状態が天候に左右されやすい。
・ダート… 芝に比べてパワーが必要で時計がかかるが、馬の脚にかかる負担は少ない。
・障害… 専用コースか障害を置いた芝コースで実施。安全面から長距離、負担重量も重い。
J-G1とはこの障害レースのG1のことですね。

距離

・短距離… (1000〜1400m) 1000は主に新馬戦で使用される距離。
大きなレースは「スプリンターズS」1200や「高松宮記念」1200。
・マイル… (1500〜1800m) 中距離にむけての距離適性を見極めるいい距離。
この距離は「フェブラリーS」1600・「安田記念」1600・「マイルチャンピオンシップ」1600・「朝日杯フーチュリティS」1600など、他にも大きなレースがある。
・中距離… (2000〜2100m) ここから中距離。
大きいレースでいうと「皐月賞」2000「秋華賞」2000「天皇賞(秋)」2000など。
・中長距離… (2200〜2700m) 2200は微妙な距離でレースも少ないですが、2400は牡牝ともにクラシックレースにはかかせない距離。 大きなレースは「有馬記念」2500。
・長距離… (2800〜3600m) ステイヤー(長距離を得意とする馬)と呼ばれる馬たちが走る距離。
大きなレースは「天皇賞(春)」3200・「菊花賞」3000。日本では長距離のレース自体が少ない。

雨が降ると…


<稍重の場合>
芝・ダート… さほど影響はないが、全体的に力が要るので少し時計がかかる。

<重馬場の場合>
芝… 基本的にタイムが落ちることが多い。
ダート… 湿り気によって走りやすくなり、良いタイムが出ることが多い。

<不良の場合>
芝… 水たまりができ、走りにくい。
ダート… 砂というより泥のような状態になるが、走りやすい場合もある。

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