福島競馬場(右回り)

福島競馬場 住所:福島県福島市松浪町9-23

平面図

福島競馬場の特徴を一言でいえば「馬場が荒れる」。
高低差が最大1.8mの範囲内で坂を下って上がって平坦をもう一度
繰り返す起伏がある芝コース。
坂は高低差があまりないが、小回りでカーブがきつい。
直線がそう長くない分、逃げ・先行が有利か。ダートは軽い。

<主なレース>
福島牝馬ステークス(G3)ラジオNIKKEI賞(G3)七夕賞(G3)福島記念(G3)

<芝コース>
1周距離:1600m 直線距離:292m 高低差:1.8m
1000m 当該当条件のレース数が減ってきている。現在は2歳新馬のみ。スタート直後が上り坂なので、テンのスピードの乗りがやや遅いが、大半の決着は逃げ・先行馬で決まる。速めにコーナーに飛び込める上にインぴったりを回れる逃げ馬が強いのは当然だろう。
1200m 距離的に逃げ・先行馬有利であることは確かだが、テンで長く競り合うと前崩れの展開になって差し馬が台頭するシーンもある。1000ほど枠順の有利不利はないが、先行馬であれば内枠にこしたことはない。
1700m この条件も数が減ってきている。05年は3鞍、06年は2鞍という状況。メリハリなく全体的に速い平均ペースがデフォルト。なかなか並びが決まらずに先行争いが長引けば差し馬が台頭する。先行馬がどれだけいるかで展開がかわりやすく、基本的には無理なく先行できる馬を探すのがベストだが、先行争いが激しそうであれば差し馬から狙うのも手。
1800m 前後半差があまりない平均ペースになりやすいコース。直線は見ごたえのある追い比べになる。道中ためる余地があり、後続の末脚が残るので逃げ切りが難しく、先行馬と差し馬がほぼ互角。福島芝1700、芝2000の成績はそのまま信用していい。京都と中京をたたいた馬も注意。
2000m 先行・差し馬が激突し、直線は激しい追い比べになる。前傾ペースになりやすく、差し馬の台頭が目立っている。先行馬がどれくらいいるかは常にチェックが必要で、展開を読んで狙いを立てたい。スタミナも重視。
2600m コーナー6回を回るので内枠有利。差し馬は内外に関係なく距離損は必至。長距離は如何に距離損なく乗れるかが重要で、枠順より騎手にこだわったほうがいいかもしれない。

<ダートコース>
 1周距離:1444.6m 直線距離:295.7m 高低差:2.1m?
1000m 逃げ馬が半分弱勝ち、7割弱連対している。その相手もほとんど先行馬。差し馬が割って入るのは逃げ馬が3〜4コーナー中間までに単騎の形にならない場合。逃げ馬も息をいれられず、先行馬もごちゃつきながらコーナーを回るうちに消耗する。
1150m D1000より向こう正面直線を150m伸ばしたコース。3コーナーまでに500mほどの直線となり、全コースの半分近くの割合を占める。そのためテンは速くなり、1000mほど逃げ切りは利かずに差し脚が生きるようになる。とはいえ、やはり中心は圧倒的に先行脚質。強い先行馬を中心に、展開次第で逃げか差しを選ぶというスタイルが良い。
1700m 断然逃げ・先行有利。特に逃げ馬は1コーナー過ぎの下りで単騎に持ち込めるので成績が良い。差し馬を狙うならある程度捲れる馬でないと厳しい。
2400m 勝負どころは2週目の向こう正面。ここでポジションを押し上げ、3〜4コーナーで先頭を捕える位置にいないと苦しい。1週目は脚質問わず出来るだけ距離ロスなく回り、2周目の向こう正面で如何に捲くって好位まで取り付けるかで勝負が決まる。捲りきってしまえばその勢いで押し切れてしまうのが通常。切れる脚など不要で、スタミナ型で追ってバテないタイプを狙いたい。

<芝コース>
コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
A 1.600.0m 25.0〜27.0m 292.0m +1.8m 1.000m,1.200m,1.700m
1.800m,2.000m,2.600m
B 1.614.1m 22.5〜25.0m 297.5m
C 1.628.1m 20.0〜23.0m 299.7m

<ダートコース>
一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
1.444.6m 20.0〜25.0m 295.7m 2.1m 1.000m,1.150m,1.700m,2.400m
1.700m,2.300m

<障害コース>
襷コース 490.9m
幅員 20.0m
高低差 2.7m
発走距離
Aコース=2.750m,3.350m
Bコース=2.770m,3.380m

1・5号障害 ハードル
(両面竹柵)
高さ1.30m 幅1.80m
(竹柵0.65m)
2号障害 グリーンウォール
(上下動式人工竹柵)
高さ1.20〜1.30m 幅1.45m
(竹柵0.5〜0.6m)
3号障害 バンケット 高低差2.76m 長さ81.70m
4号障害 ハードル
(片面竹柵)
高さ1.20m 幅1.8m
(竹柵0.55m)
6・7号障害 ハードル
(片面竹柵)
高さ1.30m 幅1.55m
(竹柵0.65m)

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