阪神競馬場(右回り)

阪神競馬場 住所:兵庫県宝塚市駒の町1-1

平面図

阪神競馬場の特徴を一言でいえば「馬場が重い」。
平成3年の冬に今の形態に生まれかわった阪神競馬場。独特な形状をした例えるなら卵を横にした感じのコース。
勝負所の3コーナー付近からゴール手前200m付近まで下り坂が続き、最後のゴール前には急な上り坂が待ち構えているので、パワーが必要。


<主なレース>
桜花賞(G1)宝塚記念(G1)ジャパンカップダート(G1)
阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)


<芝コース>
(内回り)1周距離:1689m 直線距離:356.5m 高低差:1.8m 
(外回り)1周距離:2089m 直線距離:473.6m 高低差:2.3m
1200m(内) 内枠有利、逃げ・先行馬向きだが、古馬なら差しも。
1400m(内) スタートしてから平坦〜下りとなるため、テンはそれなりに速く、全体的にも速いペースとなる。基本的に前有利。外の馬の距離損は無視できないが、最初の長い直線でそれぞれポジションを確保できるため枠順にはさほどこだわる必要はない。
1600m(外) 2006.12に新しくなった1600コース。最大の特徴は内回りから外回りになったこと。これにより過去のデータはすべて参考にならなくなった。スタート後、長い直線を利してのポジション争いでテンは速くなるが、3コーナーからカーブに入るとペースは落ち着く。ペースによるが、だいたい下級条件では先行馬、上級条件では差し馬というスタンスでいい。
1800m(外) 1600と傾向はだいたい同じだが、外回りで直線が長いということでテンがだいぶ緩い。前半1000m通過が1分を切らない完全スローペース。内を回って好位から抜け出す。
2000m(内) スタート直後が上り坂、1コーナーまでの直線も短いので遅めの平均ペースになる。頭数に関係なく内枠有利。先手を取るよりインにこだわるべきコース。データからはどの脚質でも戦えるのでそのときのメンバー次第。
2200m(内) ゴール前の急坂以外は下りとなり、本質的に長い脚を使ってバテなさを競うコース。スピードの出る前半でタメて、公判で前の馬よりもさらに長い脚を使うことが要求される差し馬は最初から展開が不利。逃げ切りも難しい。スピードを持続できる先行馬を狙うのがセオリー。
2400m(外) ここも新設されたコース。外回りのため、前半はスローペースになり、各馬末脚を温存。とにかく速い上りが求められ、未勝利クラスでも34秒台前半、上級クラスでは33秒台が必要条件となる。前半がかなりスローなのでそれほどスタミナは求められず、中距離馬でも十分こなせる。
3000m(内) 先行馬有利。阪神内回りは1〜2コーナーが一体型の丸コーナー、3・4コーナーは独立した角コーナー、3〜4コーナーの中間に偽直線を挟むので、短い6本の直線がカクカクと組み合わさったコースという見方もできる。そのため長距離レースの割には極端に遅くなるところがなく、比較的フラットなペースになる。

<ダートコース>
1200m 短距離だけに逃げ・先行有利。3〜4コーナーが角コーナーで逃げ馬は突かれる形になり、先行馬のちょい差しが理想。距離的にはっきりした前崩れはなく、追い込みは難しい。
1400m 芝のポケットコースからスタート。芝部分の加速と3コーナーまでは500強と長いためテンが速くなってオーバーペースになりがち。前に行く馬と後続で馬群がバラけ、馬群が2つに分かれてしまうことも。テンが速い分上がりが掛かる競馬になる。逃げ馬は苦しく、先行馬のちょい差しが良く決まる。前が止まれば差し馬も届く。
1800m 1コーナーまでの距離は300mとやや短め。馬群が十分に縦長にならないうちに1コーナーに突入するため、外枠の馬は外を回される。反面1コーナーまでに内に馬が殺到するので内は詰まり気味になることもしばしば。他の距離のダート戦と変わらず基本的に先行有利で、勝ち負けするには最低でも勝負どころでは先団に取り付いている必要がある。
2000m コース改修とともに新たに新設されたJRA初のD2000m。世界の主要G1が行われている距離。速めに好位を確保した馬がそのまま流れに乗りやすく、先行有利。ただ、先行馬が揃い、向こう正面に入るまでに並びが決まらず競り合う展開になれば差し馬の台頭がある。先行馬がどれほどいるかに注意。

<芝(内)コース>
コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
A 1.689.0m 24〜28m 356.5m 1.8m 1.200m,1.400m,2.000m
2.200m,3.000m,3.200m(外・内)
B 1.713.2m 20〜25m 359.1m

<芝(外)コース>
コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
A 2.000m 24〜28m 473.6m 2.3m 1.400m,1.600m,1.800m
2.400m,2.600m,3.200m(外・内)
B 2.113.2m 20〜25m 476.3m

<ダートコース>
一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
1.517.6m 22〜25m 352.5m 1.5m 1.200m,1.400m,1.800m
2.000m,2.600m

<障害コース>
襷コース 周 1366.7m 襷 403.7m
幅員 20.5m
高低差 1.3m
発走距離 3.000m,3.140m
3.800m,3.900m
芝→ダート 2.970m,3.110m

1・3号障害 土塁いけ垣
片面飛越
高さ1.4m 幅2.3m
(いけ垣1.3m)
2号障害 水ごう 高さ1.0m 幅4.0m
(いけ垣0.7m 水ごう3.0m)
4・8号障害 土塁いけ垣
両面飛越
高さ1.45m 幅2.4m
(いけ垣1.4m)
5号障害 グリーンウォール
(人工竹柵)
高さ1.25m 幅1.35m 
6号障害 竹柵(上下動式)
片面飛越
高さ1.2m〜1.4m
幅1.6m (竹柵0.95m)
7号障害 土塁いけ垣
両面飛越
高さ1.4m 幅1.9m
(いけ垣0.9m)
9号障害 いけ垣
片面飛越
高さ1.2m 幅1.7m
(いけ垣 1.2m)
10号障害 ハードル
(可動式障害)
高さ1.2m 幅1.8m

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