中山競馬場(右回り)

中山競馬場 住所:千葉県舟橋氏古作1-1-1

平面図

中山競馬場の特徴を一言でいえば「高低差」。
ゴール手前250m付近から始まり1コーナー付近でピークに達する高低差5.3mの上り坂がある芝コース。
この坂は10開催場所中ナンバーワンの高さを誇り、ゴール前にも高低差約2.7mの急な上り坂が立ちはだかる。
外回りコースは、おむすび形をしていて一風変わったコースとなってる為、騎手の腕によるところも大きい。
馬の能力はキレとパワー、どちらも必要となる。

<主なレース>
皐月賞(G1)スプリンターズステークス(G1)
朝日杯フューチュリティステークス(G1)有馬記念(グランプリ(G1))


<芝コース>
(内回り)1周距離:1667m 直線距離:310m 高低差:5.3m 
(外回り)1周距離:1840m 直線距離:310m 高低差:5.3m
1200m(外) 中心は先行馬。短距離で先手を取りたい馬は多いが、内の馬でないとまずハナは切れない。先手の取りやすさだけなら最内が一番で、外に行くにつれて先手が取れなくなる。外の馬が先手を取った場合は、かなり無理しているため、あまり逃げ切れない。内をロス無く回れる先行馬が明らかに有利となる。
1600m(外) かなりの器用さが求められるコース。枠順でいえば、断然内枠有利。2・3・4コーナーがほとんど等間隔に並んでいるため、外を回ると最初から最後まで自覚なくコーナーを大回りしてしまうことになりかねない。逃げ・先行馬有利。
1800m(内) きっちりコーナー4回の内回りを1周するコース。上がりスタートで1コーナーまで200mほどしかないため最初があまり速くならずに、スローに近いミドルペースになりがち。しかしマイルよりたった200m伸びた中距離でスローに近いミドルなら前に行った馬が強いのも当然。よって逃げ・先行馬向き。特に稍重〜不良の逃げ馬はマークが必要。4つのコーナーを越える中距離である以上、距離得する内枠有利の原則は生きている。
2000m(内) 通常の狙いは逃げ・先行馬。このコースは高速コーナーの3〜4コーナーで馬群が外に膨らむ。人気の差し馬が外を回らざるを得ない場合はかなりきつい。4つのコーナーを越える中距離戦なので、本質的には内枠有利は変わらない。
2200m(外) スパートは早め早めで、クラスが違うと流れが一変する。下級条件なら4コーナー直線がスパート地点だが、重賞ともなると3コーナーを境に残り900mからのスパートになる。そのため、距離以上にスタミナが要求される。逃げ切りは上級条件ほど難しい。ゴール前直線が短いので、条件によらず後方一気は期待薄。芝2000と同様に3〜4コーナー中間までに番手集団またはその直後まで取り付けているのが必要条件となっている。
2500m(内) 6つコーナーを回るコースである以上脚質に関係なくできるだけ内を回ったほうが有利。ゴール前直線が短いため典型的な後方一気はほとんどない。先行ちょい差しがこのコースのデフォルト。何より騎手の腕が問われるコース。
3600m(内) ステイヤーズsのために用意された内回りを2周する長距離コース。この距離なので枠順は特に気にする必要はない。切れ味より先行力が優先。逃げ切りがたく、追い込み難い。

<ダートコース>
1周距離:1493m 直線距離:308m 高低差:4.4m
1200m 芝スタート+下りスタート+短距離戦なのでテンが非常に速い。4コーナー出口までずっと下りでハイペース必至。テンは極端に速いが上がりは直線の坂が利いてD1200では一番掛かる。たとえハイペースがみえていても中心は逃げ・先行馬。外枠のほうがダッシュが効く。速い馬が3〜4コーナーのコーナリングで干切ってしまうと後続はなす術なし。頭数が減るほど前が有利になる。
1800m ダートコースでは日本一起伏に富んだコースでJRAのダート中距離では最も時計が掛かる。先行有利が明らかなので、スタートからダッシュを効かせて激しい先行争いになりやすい。4つのコーナーを越える中距離なので基本的に内枠、とくに2〜4枠が有利。脚質的には前も後もバテバテになるので逃げ・先行馬が有利。逃げ馬は人気によらず注意が必要。深いダートで小回りのローカルダート中距離での上位実績、もしくは中山D1200での上位実績はここでも信頼することが可能。
2400m 先行有利が明らかなので各馬最初から行くことになり、3〜4コーナー中間まで激しい先行争いが持ち越されるが、スタンド前の直線の上がり傾斜にかかるとペースが一気に落ちる。先行絶対有利。少なくとも直線に向くまでに先団に一度っておくのが絶対。前崩れを期待するような馬は厳しいといえる。また6つのコーナーを回る以上、当然内枠有利。

<芝コース>
コース 一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
A 1.667m(内) 20〜32m(内) 310m 5.3m 1.000m(内),1.200m(外)
1.400m(内),1.600m(外)
1.800m(内),2.000m(外)
2.200m(内),1.500m(外)
2.600m(内),3.200m(外・内)
3.600m(内),4.000m(外)
  1.840m(外) 24〜32m(外)
B 1.686m(内) 17〜29m(内)
  1.859m(外) 21〜29m(外)
C 1.705m(内) 14〜26m(内)
  1.877m(外) 18〜26m(外)

<ダートコース>
一周距離 幅員 直線距離 高低差 発走距離
1.493m 20〜25m 308m 4.4m 1.000m,1.200m,1.700m
1.800m,2.400m,2.500m

<障害コース>
一周距離 1.456m
447m,424m
幅員 20m〜30m
障害 高さ 1.0m〜1.6m
1.6m〜3.7m
直線距離 約256m
ダート 約290m
高低差 1号阪路 1/8〜1/19
  長さ78m,高さ3.57m
2号坂路 1/12〜1/19
  長さ113m,高さ5.30m
3号阪路 1/12〜1/8
  長さ92cm,高さ4.74
発走距離 2,710m(内).3,030m(外)
3.3210m(内),3.030m(外)
3.370m(外),3.570m(内)
4.100m(内),4/250m(外)
ダート 2.700m,2.880m
3.200m

1号障害 水ごう 高さ0m 幅3.7m
(いけ垣0.7m 水ごう2.7m)
2号障害 いけ垣
片面飛越
高さ1.4m 幅2.4m
(いけ垣1.4m)
3号障害 いけ垣
片面飛越
高さ1.4m 幅2.3m
(いけ垣1.3m)
4号障害 竹柵
片面飛越
高さ1.2m〜幅1.3m 
幅1.6m (竹柵0.95m)
5号障害 いけ垣 高さ1.4m 幅2.4m
両面飛越 (いけ垣1.4m)
6号障害 大竹柵
片面飛越
高さ1.6m 幅2.05m
(竹柵1.4m)
7号障害 大いけ垣
片面飛越
高さ1.6m 幅2.4m
(いけ垣 1.4m)
8・9号障害 ハードル
片面飛越
高さ1.3m 幅1.5m
(竹柵0.4m)
10号障害 ハードル
片面飛越
高さ1.2m 幅1.15m
(竹柵0.5m)
1号坂路 (谷) 下り1/8 上り1/19
2号坂路 (谷) 下り1/11 上り1/12
3号坂路 (谷) 下り1/12 上り1/8

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